日本は世界的に見ても稀な災害多発国家として認識されています。
その内、台風といえば毎年毎年日本に上陸するものだから、夏から秋にかけての風物詩となっています。
しかし、最近発生している台風は太平洋高気圧の影響で、これまでの台風と少し進路が異なるようです。
歴代級と評されている台風10号ハイシェンはどのような進路をたどるのか。
今回は、台風10号ハイシェン予測進路と台風への備え、対策を調べていきたいと思います。
2020年台風10号ハイシェンは特別警報級レベル
気象庁は2日、日本の南の海上を進む台風10号が6~7日に奄美から西日本にかけて接近、上陸する恐れがあると明らかにした。中心気圧930ヘクトパスカル以下、最大風速50メートル以上の特別警報級に発達する可能性がある。
記録的な大雨、暴風、高波、高潮になる可能性があり、最大級の警戒を呼び掛けた。最新情報に注意し、週末までに備えが必要だ。
気象庁の杉本悟史主任予報官は台風10号の接近時に予想される最大風速について「昨年首都圏で暴風による被害が相次いだ台風15号より強い可能性がある」と説明した。
台風10号は2日午前9時現在、マリアナ諸島付近を西寄りに進んだ。
引用:共同通信
この記事で言及されている2019年の台風15号は、『令和元年房総半島台風』と呼ばれており、関東地域に大きな被害をもたらしました。
去年の9月9日に千葉付近に上陸した際の中心気圧は960hPa、最大風速40m/s。
最大風速40m/sの風をイメージするには、時速144kmの乗り物から顔を出したと想像すると分かりやすいかもしれません。
高速道路を走る車の窓から手を少し出しただけで、風に持って行かれることを考えると、立っているのもやっとだと思います。
そして、これから日本への上陸が予想されている『台風10号ハイシェン』ですが、2019年台風15号を上回る勢力となることが予想されています。
これは、太平洋側の高い海水温が影響していると言われています。
また、ネット上では「伊勢湾台風」の再来という声も少なからず上がっており、一時「伊勢湾台風」がトレンドランキングに入るほどでした。
災害は警戒しすぎて損をすることはありません。
特に九州方面にお住まいの方は、ライフラインの確認だけでもしておかれた方が良いと思います。
2020年台風10号ハイシェン、各国の進路予想
台風10号が発生しました。
1時間に10キロの速さで南西へ進んでおり、気象庁は今後の台風の情報に注意するよう呼びかけています。https://t.co/05Z9wvjMtA
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) September 1, 2020
Windy、台風10号の予想進路が西向きに。
日曜は九州全土で荒れそうだぞ。。。 pic.twitter.com/fHXU7bB197— § 力ワケ口 (@kw_kero) September 2, 2020
台風9号、台風10号、米欧スパコン予測比較。09/02~09/11。左が米国14時版、右が欧州17時版。米欧予測とも台風10号、鹿児島上陸から西に傾きはじめた。 pic.twitter.com/a0LzmsjOyi
— 大本薫 Kaoru Ohmoto (@sunamajiri) September 2, 2020
上から、日本気象庁、チェコWindy、アメリカ、欧州の予想となっています。
国が違えば、進路にも些細な違いが出るようですね。
あくまで天気予報なので、2日以上先の天気予報となると、予想の当たる確率が下がります。
台風の場合は、進路が若干ずれることも多々あり、『台風10号ハイシェン』も刻々と進路を変えています。
数日前の進路は、和歌山県と四国の間となっていましたが、9月2日現在での進路予想は九州の西。
台風は一度通ると道が出来ると言われており、8号、9号が同じような進路をとっていたことから、10号も同様の進路に近づいているようですね。
『台風10号ハイシェン』については、歴代最強クラスの台風ということで、多くの人が固唾を呑んでその進路を見守っている状況です。
歴代台風はどのような被害をもたらした?
参考にいたします🤠
歴代最強の台風被害ランキング!強さ・大きさ・死者・規模など過去の台風の記録 | みんなのランキング https://t.co/PQGA0VUJfy
— Yut (@ndu17yt) September 1, 2020
再来と言われている「伊勢湾台風」は、台風被害ランキングで堂々の1位となっているようです。
発生は1959年となっており、現在とはインフラも違うことから単純比較は出来ませんが、どうしても警戒してしまいますね。
当時は連絡手段も乏しかったでしょうから、助けを呼ぶに呼べないという状況もあったかと思います。
少し前の九州地方で発生した豪雨水害ではスマートフォンアプリのラインが大活躍したそうです。
現代の災害では、スマートフォンはかなり重要な役目を果たしており、老若男女問わず国民の多くが所持するようになりました。
停電の可能性も考えられるので、充電できる環境は整えておきたいところです。
台風対策ツイートまとめ
【#台風】台風の前にやっておくべき対策
台風に向けた準備は、接近前に済ませておきましょう。自宅での対策法や、断水・停電への備え方、そして非常用持ち出し袋の中身をチェックリストにしていますので参考になさってください。#台風9号 #台風10号 https://emg.yahoo.co.jp/notebook/contents/article/typhoonknlgd190718.html— Yahoo!天気・災害🌤(ヤフー天気) (@Yahoo_weather) September 2, 2020
急に暴風雨が強まり、家の内側から窓ガラスの飛散防止措置をとることになったときの方法をご紹介します。段ボールやカーテンを利用する方法ですが、あくまで急遽の措置です。事前に飛散防止フィルムを貼っておいたり、台風が接近しているときなどは、早めに外側から対策しておくことをお勧めします。 pic.twitter.com/hGfVAUoRxI
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) September 1, 2020
これは覚えておきたい
台風から住宅を守るにはどうしたらいい? 水害・風害・害虫対策をダスキンが伝授https://t.co/JBTZhs4GWL @itm_nlab pic.twitter.com/iqB5iL985e
— ねとらぼ (@itm_nlab) August 29, 2020
この他にも、車が風に煽られて横転するのを防ぐ為に、ガソリンを満タンにして車の重量を増しておく、という対策もあります。
備えあれば患いなし。
災害対策や準備は役に立たないことが一番ですが、出番が回ってくる可能性はゼロではありません。
万が一に備えて、準備だけはしておきたいですね。
まとめ
『台風10号ハイシェン』は、日本国内観測史上中心気圧の低い台風ベスト5入りする可能性を秘めた台風となることが予想されています。
『ハイシェン』とは中国語で『海神』という意味だそうです。
残念ながら(?)全く名前負けしていませんね。
不幸中の幸いと言ってよいのか分かりませんが、2020年は太平洋高気圧が頑張っている為、日本列島横断という進路はとっていません。
しかし、それと引き換えに列島は猛暑が続いており、停電になれば冷房がストップするという事態になる可能性があります。
この夏は、熱中症で病院に搬送された方の内訳では、高齢者の方が多かったようです。
災害対策はもちろんですが、熱中症にならない為にも暑さ対策はしっかり考えておきたいですね。
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